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「入れ歯」は失った歯にする
治療法

「入れ歯」は失った歯にする治療法

人の目に入りやすい歯は、物を噛む以外の役割もあります。歯を失ってしまうと、誰かと話すときや笑ったときに気になりますし、入れ歯で失ったものを補おうとしても、人工歯をただ入れれば終了というわけではなく、機能や見た目などが大切です。歯を失う理由は人によって違いますが、治療法には限りがあり、入れ歯もその治療法の一つです。

入れ歯にするか
お悩みの方へ

患者様にとって、歯を失った際、入れ歯にするべきか迷ってしまうことがあるでしょう。特に、大人になってから初めて歯が抜けるとその悩みは大きいものです。

お口の状態・歯の数やかみ合わせによって左右されます

口腔内に残っている歯数や咬み合わせなどから、患者様にとって最適な治療法を相談しながら決めていきます。

入れ歯の特徴・
メリット/デメリット

入れ歯(部分入れ歯・総入れ歯)

入れ歯の種類は、部分入れ歯と総入れ歯の2つに分類されます。その2つのメリットとデメリットを確認していきます。

総入れ歯 部分入れ歯
メリット
  • 外科処置がない
  • どのような歯の失い方にも対応できる
  • 外科的処置がない
デメリット
  • 7~8割噛む力が弱くなる
  • 違和感や異物感がある
  • 違和感や異物感がある
  • 金属のバネがつくので気になる
  • 4~5割の噛む力が低くなる

入れ歯の自宅ケア

お口の健康寿命もそうですが、入れ歯、ブリッジを長持ちさせるためには、丁寧なセルフケアが重要です。
入れ歯もブリッジも天然歯と同様に強く擦ると傷ついて、汚れが溜まりやすくなる人工物です。ですから、自分の歯と考え、歯ブラシは優しく行いましょう。

入れ歯の場合

理想は、毎食後に水で洗うことです。それが難しいのなら、1日1回は丁寧な洗浄をします。複雑な形態の部分入れ歯は汚れやすいので、バネまで丁寧に洗います。総入れ歯は人工歯と人工歯の境目や人工歯と歯ぐきの境目が汚れのつきやすい部分です。

① 水洗い

入れ歯を外し、歯磨きを付けずに、入れ歯専用ブラシで洗浄します。この際、排水溝に流したり、落として割れたりさせないため、洗面器などを置いて、洗うようにします。

② 洗浄

スポンジやガーゼで柔らかい部分は、優しく擦り、片麻痺がある方は吸盤付きブラシの固定式を使えば、片手で洗浄できます。

③ 洗浄剤

毎日、就寝前に洗浄し入れ歯洗浄剤につけて保管しましょう。

入れ歯のお手入れで
やってはいけないこと

1. 入れ歯を熱湯で消毒する

普段お使いの洗浄剤がなくなった時や、旅行中に洗浄セットを忘れた時などに熱湯消毒をしてしまう方がいらっしゃいます。科学的にも煮沸消毒の殺菌効果が報告されていますが、入れ歯を熱湯消毒するのはお控え下さい。金属の入れ歯でも歯肉部分は、熱に弱い樹脂素材です。実際、熱湯消毒で変形して入れ歯が合わなくなった方も少なくありません。入れ歯のお手入れは洗浄剤と専用ブラシで、基本的な方法で行うようにしましょう。

2. 歯磨き粉で入れ歯をブラッシングする

人工物の入れ歯は、本物の歯と同様に汚れが溜まります。これを放置すると、歯石や口臭の原因となりますので、入れ歯は清潔にしておきたいものです。しかし、歯磨き粉を使って磨くのは間違いです。歯磨き粉には、研磨剤が入っており、擦り続けるとパーツが削れてしまって、入れ歯の咬み合わせが悪くなる可能性があります。そうすると、歯科医院に調整のため、通院することになりますので、入れ歯の汚れは専用の洗浄剤とブラシで正しい洗浄を行いましょう。

3. 硬い歯ブラシやスポンジで磨く

入れ歯の黄ばみや歯石、色素沈着などは厄介で、人の目につく前歯の汚れは必ず落としておきたいものです。ただ、研磨性が高いメラニンスポンジや硬い毛先のブラシなどを使用すると、入れ歯は傷付いて破損しやすくなりますので、無理に汚れを落とそうとするのは禁物です。汚れが頑固な場合は、入れ歯の専用洗剤を使ってみて下さい。それでも落ちないのであれば、歯科医院にてご相談することをお勧めいたします。

当院で取り扱う入れ歯の素材

入れ歯には、自費の入れ歯と保険の入れ歯があります。

保険の入れ歯

レジン床義歯

レジン床義歯歯科用プラスチックのレジンを使用した義歯です。当院は、保険の入れ歯でもしっかり噛めるような義歯作りに注力しています。

メリット
  • 治療が短期間
  • 低予算
  • 修理しやすい
デメリット
  • 着色が気になる
  • 口の中に異物がある感覚
  • 耐久性は低め
  • 部分入れ歯は金属が目立つ
  • ズレやすく外れやすい
  • 自費の入れ歯より硬い物は噛めない

自費の入れ歯

自費入れ歯に、材料の決まりなどはなく、自分の作りたい義歯を追及できます。

金属床(コバルト・チタン)

金属床(コバルト・チタン)入れ歯の床が金属なっており、金属アレルギーの方には向かないかもしれません。保険の入れ歯より薄めなので、異物感も少ないです。

メリット
  • ピッタリ感がある
  • 耐久性が良い
  • 薄い造りのため、異物感が少ない
  • 食べものの温度を感じるので、食事が美味しい
  • 硬い物も強く噛める
デメリット
  • 金属アレルギーの恐れあり(金属アレルギーのリスクが低いチタンもあります)
ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャー部分入れ歯のノンクラスプデンチャーには、金属が付いておらず、審美性が期待できます。安定感を得るため、人工の歯ぐきが周囲の歯を囲みます。様々な入れ歯の種類がありますが、特にきれいな仕上がりです。

メリット
  • 金属のバネがついていない
  • 審美性が期待できる
  • 金属アレルギーのリスクが低い
  • 薄さと軽さで快適な食事とおしゃべりができる
デメリット
  • 破損したとき修理が難しい場合もある
  • 耐久性は少し劣る
インプラント義歯

インプラント義歯顎の骨に埋め込んだインプラントに、入れ歯を装着して使用します。
この方法は、当院で作成できる入れ歯の中で、一番強く噛めるものです。

メリット
  • 強く噛めて、安定性も良い
  • すべての歯をインプラントにするより、費用が抑えられる
  • 自然な見た目
  • 異物感が少ない
デメリット
  • インプラントを埋め込む手術が必要

入れ歯の費用

全て税込料金です。

金属床義歯 385,000円
ノンクラスプデンチャー(片側) 220,000円
ノンクラスプデンチャー(両側) 330,000円

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